量から質へ

 マイカーへの感心度アップにつながれば



 今日の日経新聞一面に、ちょっと驚く記事が掲載されてました。もちろん自動車にまつわることで、業界に激震を起こしそうです。

 「自動車保有 初の減少」ということなんです。三ヶ月連続前年同月比割れは統計を取り始めて、めてなんだそうです。

 新車や中古車で車を買う台数よりも、廃車して登録を抹消してしまう台数の方が多いということなんですね。

 90年のピーク時からすると販売台数自体も三割ダウン、そして保有台数減少の中でも貨物車の減少幅が大きいというのは問題です。

 それだけ物流量が減ってきているということではないでしょうか。鉄道や船などで代替輸送に切り替えて陸送が減ってるのだったらCO2削減でいいですけど。

 大きい車からコンパクトカーへ移ってきた市場の流れだけでもメーカーの販売構成が変わってきているのに、車自体を所有しないという選択肢も顕著に出てきたということですね。

 確かに、都会では全くといっていいほど車がなくても不便を感じることはないですし、余程遠距離通勤でもない限り車が絶対必要でもありません。実際自転車やバイク通勤に切り替えた方も多いでしょう。

 月に1~2度休みに乗るくらいなら、レンタカーでも十分いいという場合も出てきます。

 車検費用や駐車場代、ガソリン代、保険料、整備費用など足していくとレンタカー代を上回ることも多いようです。今のようにガソリン代が高くなり続けるとなお更です。

 と悲観的(業界からするとですよ)なことばかり書いてきましたが、逆に今保有している車を大事に乗ろうという発想が生まれないでしょうか。

 次から次に乗り換えるのではなく、大切に予防整備もしながら安全運転で走る人が増えれば、車社会全体にはいいことかもしれません。

 路面電車の見直しや車の共有使用などの整備の予算を効率よく使ってもらって、車を所有しない人にはCO2削減に協力しているということで自治体で減税など優遇して、公共交通機関利用を促したらいいのではないでしょうか。

 一方で社会基盤の弱い地域では70才以上でも車の運転をせざるを得ない方もいます。慌しい街中まで乗り込まなくても郊外で公共交通に乗り継ぎ、街中で不自由のない交通連絡網をつくれば、必要最低限の運転で済みます。

 成長一辺倒だった車社会を、少子高齢化社会にどう順応して人に必要不可欠なものとしていくか、真剣に考えるいい機会ではないでしょうか。

 いい話ですが、ちょっと大きくなりすぎました。しかし車関連で25兆円!?の巨大産業が同じ方向で動いていくのが大事ですよね。

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