上手な運転とは

 存在感のない車

 



いきなり禅問答のような始まりですが、昨日ふと思ったことがありました。

 用事があって高速道路を走っていた時の話です。

 人吉ICは南の宮崎県側、北の同じ熊本県八代市どちらへ行くにも高速道路に全長5kmを越えるトンネルがあります。

 開通当初はまだ複線化されず、一本のトンネル内に上下線が混在する「対面通行」でした。

 ですから便利にはなったけど、対面でトンネルを5kmも走るのが怖いからと敬遠するドライバーも多かったようです。

 高速で走っているので狭く見えますが、ゆっくり走ってみると道路の幅は車が3台は並ぶほどに広いことに気付かれるはずです。

 高速道路というプレッシャーがそうさせてしまうのでしょうが、今はもう上下線別のトンネルで複線化されてますので

 こういう話も聞かなくなっていたんですが、

 昨日ですよ。後ろから近づいて来る車のヘッドライトに違和感があって、ちょっと気になったのですが、

 その車が私の車を追い抜いて、追い越し車線から走行車線へ戻るのにウインカーも出さず

 後続車も走っていたので「あなたもか。危ないなー。」と思って見ていると

 追い越し車線と走行車線の間のセンターラインをちょうど車の真ん中にまたいだまま走り続けて行くのです。

 わたしの違和感はこれだったのですね。

 バックミラーに映る後続車の位置がいつもと違っていたんですね。

 更にもっと驚くのはこの「またぎ車」の、すぐ後ろを後続車が走って行ったことです。

 そして前方の走行車線を走る車に追いつくと、「またぎ車」は追い越し車線にちゃんと移って追い越していきました。

 後続車もぴったり後ろに付いて走っていきます。

 こんな運転はどうなんだろうと思いながら見送りました。

 制限速度内だったら、こんな運転でもいいのでしょうか。

 ただ単にトンネル内での不安から、二車線の真ん中を走っていたのか。

 事故とは思いもよらない、想像できない行動が重なったときに起こることが多いようです。

 その想像力は「経験」によるところが多い気がしますが、センターラインをまたいで走る車はわたしには「想像」出来ませんでした。

 わたしの安全運転は「周りの歩行者、自動車に気付かれないように走ること。」です。

 狭いところで離合するならわたしが止まって、対向車にハンドル操作やブレーキ操作をなるべくしなくて済むように走ること。

 歩行者や自転車が横断しかかっていたら、こちらが先か、止まりそうかと考えているより先に、はっきり相手に分かるように減速なり停車する。

 わたしの車にびっくりしたり「なんだこいつの運転は!」と思われず、風が吹いたかのように通り過ぎていくのが理想ですね。

 

 

 

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